不用品回収の広告費はいくら?CPA相場と予算の決め方を実数値で公開

「不用品回収の広告って、結局いくらかかるの?」——これは運用代行のご相談で最初に必ず聞かれる質問です。
ネット上には「数万円から」「費用対効果が高い」といった言葉が並びますが、肝心の具体的な数字はほとんど出てきません。そこでこの記事では、累計7.6億円・100社以上を運用してきた立場から、不用品回収のリスティング広告にかかる費用を解説していきます。
なお、検索広告全体の進め方を知りたい方は、先に親記事の完全ガイドを読むと全体像がつかめます。
検索広告全体の進め方は、不用品回収×検索広告 完全ガイドで全体像を解説しています。
不用品回収の広告費は「クリック課金」が基本

リスティング広告(検索広告)の費用は、クリックされた回数に応じて課金される仕組みです。広告が表示されるだけでは費用は発生せず、ユーザーが実際にクリックして初めて課金されます。
費用のイメージは次の式で考えるとシンプルです。
- 広告費 = クリック単価(CPC)× クリック数
つまり「1クリックいくらか」と「何回クリックされるか」で月の費用が決まります。さらに、そのクリックのうち何件が問い合わせ(CV)になったかで、問い合わせ1件あたりの費用(CPA)が決まります。この記事で押さえるべき指標は、CPC(クリック単価)とCPA(獲得単価)の2つです。
数値データで見る不用品回収のCPA・費用相場
ここからが本題です。不用品回収で一般的に見られる業界相場数値になります。
| 指標 | 実数値 |
|---|---|
| 月間予算 | 30万円~200万円 |
| クリック単価(CPC) | 約300円 |
| クリック率(CTR) | 約5.0% |
| 獲得率(CVR) | 約6.5% |
| 入電単価 | 8,000〜12,000円 |
これらはあくまで目安です。CPAは地域の競合状況、広告文やLPの質、対応エリアの広さによって大きく変動します。競合が多い都市部ではCPAが上がりやすく、施策の質で2倍以上の差が出ることもあります。
電話問い合わせ中心のこの業界では、入電単価(電話1件あたりの費用)は8,000〜12,000円ほどが一つの目安です。
フォームCVと電話CVでは単価感が変わる点も覚えておくと、数字を読み違えずに済みます。
月予算はいくらから?スモールスタートの考え方

「いきなり大きな金額は不安」という方がほとんどです。結論から言うと、月10万円ほどからのスモールスタートをおすすめしています。
少額で配信して反応を見ながら、成果が良ければ少しずつ増額していく——この進め方が、無駄な広告費を抑えつつ勝ちパターンを見つける王道です。
一方で、予算5万円を下回ると成果が出にくくなる点には注意が必要です。データが十分に溜まらず、Google広告の機械学習も最適化が進まないため、改善のサイクルが回りにくくなります。「とりあえず最小限で」と絞りすぎると、かえって費用対効果が悪化することがあります。
- 推奨スタート:月10万円前後
- 下限ライン:月5万円(これ以下は最適化が進みにくい)
- 進め方:少額で検証 → 成果が出たら増額
具体的なキーワードの組み方は、成約に近いキーワード設計・除外KWで詳しく解説しています。
費用だけで判断しない「ROAS(費用対効果)」の視点

ここが、成果を出す業者と出せない業者の分かれ目です。多くの広告主や代理店は「CPA(獲得単価)が安いかどうか」だけで判断しがちですが、それだけでは不十分です。
本当に見るべきはROAS(広告費に対してどれだけ売上が返ってきたか)です。問い合わせ単価が多少高くても、客単価の高い顧客を取れていれば事業としては儲かります。逆にCPAが安くても、安い案件ばかりだと利益は残りません。
実際の改善事例を紹介します。ある不用品回収業者では、顧客単価が1万円と低く、費用対効果が100%を下回っていました。そこで平均単価の高い「引っ越しを検討するユーザー」へターゲットを変更したところ、次の結果が出ました。
- 顧客単価:約2倍に改善
- 費用対効果:約50% → 約550%
CPAだけを追っていたら、この改善にはたどり着けません。
私がROAS300%を第一目標に運用するのは、件数ではなく「事業の利益」で広告を判断するためです。
不用品回収の広告費を抑える3つのコツ
最後に、同じ予算でより多くの問い合わせを得るための、効果の大きい施策を紹介します。
1. 広告文に「価格・地域・即日」を入れる
CPAを下げるうえで最も効果が大きいのが、広告文の改善です。不用品回収では「価格(料金の目安)」「地域(対応エリア)」「即日性(最短対応)」の3要素が広告文に揃っているかで、クリックの質が大きく変わります。
2. LPに「訴求+信頼性」を揃える
広告文と同じ3要素に加えて、LP(ランディングページ)には信頼性・安心感が欠かせません。実績・口コミ・対応エリアの明示などで「ここなら安心して頼める」と思わせることで、同じクリック数でも問い合わせ率が上がります。LP・問い合わせ導線の作り方は専用記事で詳しく解説しています。
LP・問い合わせ導線の作り方は、不用品回収のLP・問い合わせ導線の作り方で詳しく解説しています。
3. 繁忙期に予算を寄せる
引っ越しシーズンや年末など、需要が高まる時期に予算を集中させると、年間の費用対効果が大きく変わります。季節ごとの予算配分は専用記事で解説しています。
季節ごとの予算配分は、繁忙期の広告戦略で解説しています。

まとめ|費用の全体像と次の一歩
不用品回収のリスティング広告を振り返ります。
- 月10万円からのスモールスタートが王道。5万円を下回ると最適化が進みにくい
- CPAだけでなくROAS(費用対効果)で判断する
- 広告文とLPの「価格・地域・即日+信頼性」がCPA改善の核
費用の目安はつかめても、「自社の場合いくらかかるか」「今の広告費が適正か」は、商材やエリアで大きく変わります。具体的なシミュレーションが必要な方は、無料相談でお答えします。
